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コマンド
rm

説明
ファイル、ディレクトリ(-r オプション指定した場合)を削除する。
rmのバージョンは8.22とする。
※Windowsではないので一旦削除したファイルを簡単に復元することはできない。ただし専門的知識と時間があれば復元できる可能性もあるようであるが、詳細は未調査。
※完全に復元不可能とするには shred を利用を検討すること。詳細は未調査。

書式
rmdir [オプション]... [ファイル]...

オプション
オプション 説明
-f, --force 削除対象のファイル、ディレクトリが存在しなくてもエラーにしない。
削除時に確認メッセージを表示しない。
-i 削除時に確認メッセージを逐次表示する。
-I 4個以上のファイル、もしくは再帰的にディレクトリを削除する場合に最初に確認メッセージを表示する。
--interactive[=WHEN] WHENに指定した条件で確認を行う。デフォルトではalways
never:確認を行わない。 once:-Iオプションと同様。 always:-iオプションと同様。
--one-file-system 階層を再帰的に削除するときに、コマンドライン引数と異なったファイルシステムにある ディレクトリをスキップする。
※詳細は未調査。
--no-preserve-root '/'を特別なものとして扱わない。
※ルートディレクトリの削除しようとするので要注意。ほぼ使用することはないだろう。
--preserve-root '/'を削除しない。(デフォルト)
-r, -R, --recursive ディレクトリとその中身を再帰的に削除する。
-v, --verbose 削除状況を逐次表示する。
--help ヘルプメッセージを表示する。
--version バージョンを表示する。

使用例
使用例① - ファイル "file1", "file2" を削除する。
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
file1 file2
[tmpuser@sv052 ~]$ rm file1 file2
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
[tmpuser@sv052 ~]$

使用例② - カレントディレクトリのすべてのファイルを確認しながら削除する。
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
file1 file2 file3
[tmpuser@sv052 ~]$ rm -i *
rm: 通常の空ファイル `file1' を削除しますか? y
rm: 通常の空ファイル `file2' を削除しますか? y
rm: 通常の空ファイル `file3' を削除しますか? y
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
[tmpuser@sv052 ~]$

使用例③ - ディレクトリ "tmpdir1" を問答無用で削除する。
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
tmpdir1
[tmpuser@sv052 ~]$ rm -rf tmpdir1
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
[tmpuser@sv052 ~]$

使用例④ - カレントディレクトリの全ファイル、ディレクトリを問答無用で削除する。
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
file1 file2 tmpdir1 tmpdir2
[tmpuser@sv052 ~]$ rm -rf *
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
[tmpuser@sv052 ~]$

使用例⑤ - カレントディレクトリの全ファイル、ディレクトリを一応確認して削除する。また削除状況を表示する。
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
file1 file2 tmpdir1 tmpdir2
[tmpuser@sv052 ~]$ rm -Irv *
rm: remove 4 arguments recursively? y
`file1' を削除しました
`file2' を削除しました
ディレクトリを削除しました: `tmpdir1'
ディレクトリを削除しました: `tmpdir2'
[tmpuser@sv052 ~]$ ls
[tmpuser@sv052 ~]$

最終更新日:2021/06/28

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